2016年6月23日木曜日

バイリンガルは選択的注意力・認知柔軟性が高い

今日は、 ParentMap (シアトル近郊を対象にした無料子育て誌)に載っていた、
バイリンガルに関する研究の記事「The Benefits of Bilingualism (バイリンガルで得すること)」(2016年3月17日)を紹介したいと思います。

参照:https://www.parentmap.com/article/benefits-of-bilingualism

Journal of Experimental Child Psychology で発表された最新の研究によると、
英語とフランス語を両方話すバイリンガルの子供達は、
モノリンガル(1言語しか話さない)の子供達よりも、
特定の問題解決タスクをこなす能力が高いことがわかりました。

バイリンガル関連の本などを読んでいる人は、
バイリンガルであることはプラスでありマイナスではないと理解していると思いますが、
未だに世間一般では、どちらの言語の発達も中途半端になるとか、
他の部分の発達や学校での勉強が遅れてしまうと考える人が多いようです。

こういった研究で、バイリンガルであることの利点を証明してもらえるのは嬉しいですね!

研究内容

研究者:

Cristina Crivello (カナダのモントリオールにあるコンコーディア大学の Centre for Research in Human Development所属)

研究対象者:

生後24〜31ヶ月のモノリンガルとバイリンガルの子供たち。

収集データ:

  • 単語量。
  • Doublets・2重語 (意味は同じだが英語とフランス語で異なる単語)の量。(バイリンガルのみ)
  • 選択的注意(気を散らす情報を無視しつつ、問題解決に適切な情報に注意する能力)。
  • 認知柔軟性(2つの異なるタスク間の切り替え能力)

実験方法:

まずはじめに、小さいブロックを小さいバケツ入れ、大きいブロックを大きいバケツに入れるタスクを課す。その後、ルールを変更し、小さいブロックを大きなバケツに、大きなブロックを小さいバケツに入れるタスクを課す。

結果:

2重語量の多いバイリンガルの子ほど、与えられたタスクの問題解決能力が高く、よって、選択的注意力・認知柔軟性ともに高いことがわかった。

感想

バイリンガルの子供達は思考が柔軟だと言われますが、
この研究もまた、それを裏付けるものですね。

カナダでは、英語とフランス語の両方が公用語であり、
モントリオールはフランス語圏なことから、
英語とフランス語話者を研究対象としていますが、
研究結果は他の言語の組み合わせのバイリンガルにも適用できるでしょうね。


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