2016年8月3日水曜日

日本国外で子供をバイリンガルに育てる方法

以前、「日本で子供をバイリンガルに育てる方法」を紹介しましたが、今回は、「日本国外で子供をバイリンガルに育てる方法」について話したいと思います。
(ここでは、英語圏に住み、日本語をしゃべる両親もしくは片親がいると仮定します)

英語圏で子供を日英のバイリンガルに育てるということは、日本でバイリンガルを育てるのとは逆の問題に悩まされます。
というのも、断然、英語が強くなってしまい、親がよほどの努力をしない限り、日本語の読み書きはおろか、流暢に喋ることさえできないのです。

英語圏で育つ日本人の子供は、一歩出れば日本語が全く必要ないばかりか、必要があると思う人がほとんどいないため、日本語上達へのモチベーションを保つのが難しいです。
日本で育つ日本人の子供はその点、英語は立派な教科として学校で教えられるので、英語力を上げるモチベーションは常に保つことができます。

お子さんの日本語力をいかに上げ、いかに維持するか、今回はその方法についてまとめてみました。


日本語で話しかける

これは、バイリンガルに育てるための鉄則です。
これさえすれば、読み書きは出来なくても喋れるようにはなります。

両親が日本語を喋れる場合は、家庭では完全に日本語のみで生活するようにし、英語を締め出してしまいましょう。
そのうち現地校に通うようになれば英語は自然と身につくので、それまでに日本語を強化することが大切です。

片親のみ日本語をしゃべる場合は、その片親が日本語でしゃべりかけ、もう片方の親が英語(英語以外を話し、トライリンガルに育てたい場合は、その言葉で)で話しかけてください。
これは、徹底して家のルールとして決めておき、子供が巣立つまで、守ってもらうようにしましょう。

また、できれば、家の外でもそのルールを貫いてください。
現地の人にどう思われても気にせず、日本語で話しかけましょう。
そのうち、話しかけても英語で返事が来ることがありますが、めげずに日本語で話しかけましょう。

ここで大切なのは、子供が間違った日本語を使ったり英語でしゃべった際に、指摘したり怒ったりしないことです。
間違っていれば、復唱する形で親が正しい日本語で言い直してあげてください。
日本語を嫌いにならないように、日本語の押し付けはくれぐれもしないようにしてください。

お子さんと日本語でコミュニケーションが取れるということは、とても楽しいことであり、親子関係にとっても非常にプラスです。

日本語のステータスを上げる

外国でバイリンガルを育てるにあたり、その国での日本語のステータスはとても大事です。
子供は敏感にそれを感じ取ります。日本語ができるということが、実用的だったり、かっこよくないと、ダメなのです。

残念なことに、アジアの他の国での日本語のステータスは高いかもしれないですが、英語圏での日本語のステータスは高くありません。(フランス語などと比べて)
その分、ご両親や子供を取り巻く人々が協力しあって、お子さんの目線においての日本語のステータスを上げることが大切です。

日本語ができるお友達を作る

例えば、日系幼稚園などに通わせて、日本語ができる先生と触れ合い、日本語を話す同年齢のお友達や上級生と遊ばせることは、とても重要です。
子供は、たくさんのことを遊びから学びますが、言語もそのうちの一つです。
たとえ始めは相手の言っていることがわからなくても、一緒に遊びたいがために一生懸命相手の言っていることを理解しようとし、相手に理解してもらうために、相手の言語で話すことを覚えます。

定期的に日本に一時帰国する

お友達以外にも、定期的に日本に一時帰国し、祖父母やいとこ達と触れ合うこともとても大切です。
日本の文化に直に触れさせることで、日本に親しみを持ってもらい、自分の文化として認識させるようにしましょう。

こうした経験を通して、子供は、日本語は使えるものであるという認識になり、また、日本語が喋れるといいことがある、楽しいことがある、日本語ができるということは素晴らしい、という考え方になるのです。

日本語の本を読む

お子さんが生まれたら、できるだけ早い時期から絵本の読み聞かせをするようにしましょう。
日本の Amazon 等から(送料はかかりますが、アメリカ西海岸だと4日ほどで届きます)日本語の絵本を購入することができますし、日本にいる家族に送ってもらうこともできます。
大きな都市だと、ブックオフや紀伊国屋があるかと思います。

また、日本人や日系人の多く住む地域では、公立図書館に日本語の絵本や本のコーナーがあります。
日英バイリンガルのプログラムを提供している私立校の図書館や、日系コミュニティーの施設でも貸し出しをしていることがあるので、探してみてくださいね。

日本語補習校に通わせる

世界各地に、日本語補習校があります。
毎週土曜日に、日本の子供達が一週間かけて学ぶ内容を1日で教わるため、授業はかなり駆け足になりますし、宿題の量が膨大で有名です。
遅れをとった場合、同じ学年に残ることはできず、退学になるなど厳しい面もありますが、それだけに、最後まで修了すれば大きな力になります。

また、日本語を話す友達と継続的に触れ合える場でもあり、勉強は嫌いだけれど仲間に会うために学校に行きたい、と言う子が多いようです。
ボランティアなどで日本人の親同士のつながりもできます。
一石二鳥ですので、是非、補習校を利用してくださいね。

日本語のゲームをさせる

以前書きましたが、日本国外で育った日本人・日系人の中で、完璧なバイリンガルとなった人には共通点があります。
それは、皆さんかなりのゲーマーだということです。
アニメ好きも多いですね。

日本には任天堂やSONYといった、優秀なゲーム機やゲームソフトを開発する会社がたくさんありますので、アメリカでは発売されていないソフトを取り寄せたりして、子供の興味を利用して日本語を向上させましょう。

注意点として、例えば、Nintendo 3DS などのゲームソフトは、日本で発売されている Nintendo 3DS のゲーム機でしかプレイできません。
そのため、ゲーム機も一緒に日本から取り寄せる必要があります。
いっそのこと、アメリカで発売されているゲーム機は一切買い与えず、日本で売られているゲーム機とソフトのみ買い与える、というのも効果的かもしれません。

最近は、スマホや iPad などのタブレット用のゲームも増えていますので、それを利用してもいいですね。
この場合は、日本から機器を取り寄せる必要はありません。

日本の教育番組やアニメを見せる

子供達の間でゲームと並んで人気なのは、日本のアニメです。
アンパンマンやドラえもんといった懐かしのものから、妖怪ウォッチなどの新しいものまで、日本にはたくさんのアニメがあります。

宮崎アニメの DVD などは現地のお店でも売られており、英語だけでなく日本語の音声・字幕も含まれているので、お買い得です。

また、「いないいないばぁ」や「おかあさんといっしょ」のような NHK の教育番組も、幼児の日本語の教育には効果的です。
アニメや教育番組のキャラクターを知っていると、日本に帰省するたびにグッズを買う楽しみなどが増えるので、親子で帰省が楽しくなりますよ。





いかがでしたか?
日本国外でお子さんを完璧なバイリンガルに育てることは一筋縄ではありませんが、親子で楽しみながら日本語を学んでもらってくださいね!








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