前回、前々回と、
「アルファベットを教える時期」
「アルファベットの教え方・親子会話&定番英単語」
という記事を書きましたので、
第3週の今週は、「アルファベット」の本をご紹介したいと思います。
Animal Alphabet: Slide and Seek the ABCs
あらすじ
「A」から「Z」まで、各アルファベットを頭文字とする名前の動物が収録されている、スライド式の仕掛け絵本です。
まず、左半分にアルファベットが大文字と小文字で書かれているその下に「is for...」と書かれていて、右半分は、動物の左半身のみが見えています。
例えば、
"A" is for ...
や、
"B" is for ...
といった具合です。
その動物の左半身をスライドすると、右半身が現れ、パズルのように合わさります。
はじめから通すと、
"A" is for "Alligator".
"B" is for "Bear".
となります。
解説
スライド式の仕掛け絵本なので、とても子供が喜びます。
どこ子も元気に動物の名前を言いながらスライドしてくれると思います。
これは、どのアルファベットの本にも言えることなのですが、特にテーマが決まっていると(今回は動物)、使われる単語が非常にマイナーになってしまったりします。
例えば、ホオジロカマドドリなどは、辞書によっては載っていないし、大人も知らないし知らなくても良い単語ですよね。
他にも、2歳児にはわからないかな〜と思われる単語がちらほら。
でも、単語の選択が少し苦し紛れな部分を除けば、とても良くできた ABC の本です。
Chicka Chicka Boom Boom
あらすじ
アルファベットの小文字(子供)の「a」から「z」までが、
I'll meet you at the top of the coconut tree.
(ココナッツの木の頂上で会おう)
と言って、ココナッツの木に順番に上っていきます。
しかし、全部のアルファベットが上れるほど、ココナッツの木は大きいのでしょうか?それに、重さに耐えきれるのでしょうか?
案の定、次々と登ってくるアルファベットの重みに耐えられず、ココナッツの木はだんだん横に倒れて、上の部分が地面についてしまいます。
そこへ、大文字(大人)の「A」から「Z」が来て、小文字(子供)をハグし、ズボンについたホコリを払ってあげます。
小文字は各自、様々な場所に怪我をしていて、絆創膏を貼ってあるものや、泣きそうなものもあります。
全員が無事木から降りると、木はまっすぐになり、満月が上ります。
そこへ、寝ているはずの「a」がベッドから抜け出し、また木に上っていくのでした。
解説
26文字のアルファベットを一つずつ学ぶということは、子供にとっては難しく、あまり楽しい作業ではないようです。
でも、この本のようにテンポよくカラフルだと、子供も苦手意識がなく学べるのではないでしょうか。
たとえ始めは「a」や「b」が何なのかわからなくても、「Chicka Chicka Boom Boom」と言いながら読み進めて行くだけでも楽しいと思います。
同じアルファベットの本でも、1冊目の「Animal Alphabet」のような定番とも言える教え方を使用しているものもあるし、2冊目の「Chicka Chicka Boom Boom」のような、ちょっと普通は思いつかないような教え方をする本があります。
何より、大人にとっては、「Chicka Chicka Boom Boom」って一体なに!?という疑問が頭を離れませんよね。
私も不思議に思ったので、ググってみたところ、Yahoo! Answer では、「A fine looking woman.」という衝撃のベストアンサー(笑)
響き的にですかねぇ。
もちろん、下の方に「A book I used to read to my Children」という回答もありましたが。
「C」が大文字なところが、「そんなゲスな回答・・・」という意味を込めている感じが。
これ、なぜこんなタイトルかご存知の方は教えてください。
それはさて置き、子供は面白そうな響きなら何でも興味を示すので、それを上手く利用しているなぁと思います。
お子さんの好みに合わせて選んであげてくださいね。
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