そのうちの4人はアメリカ国籍です。
また、そのうちの3人は、いわゆるハーフ(ミックス)です。
残りの一人は、ご両親が日系人&日本人。
みんな、20代後半〜30代前半です。
この4人の生い立ち、日本語レベルは各人でかなり違うため、面白いなぁと思ったので、ここでシェアさせてくださいね。
(英語はみなさんネイティブレベルです)
まず、軽くまとめです:
- A 君 - 母:日本人、父:日本人以外の南国系移民。日本滞在は中学校〜高学校。公立校からインターナショナルスクールへ編入。
- B 君 - 母:日本人、父:アメリカ人。日本生まれ。10歳前後まで日本で、その後アメリカ。日本では、インターナショナルスクール。
- C 君 - 母:日本人、父:日系アメリカ人。日本滞在歴なし。
- D ちゃん - 母:日本人、父:日本人以外のアジア人。日本滞在歴不明。
さて、この4人。
意外なのが、日本語の読み書き・会話ともにパーフェクトなのは、日本での滞在歴がゼロである、C 君です。
日本語レベルの最下位は、日本の公立中学校にも通ったことのある、A くん。
彼の日本語は、しゃべりからしてむちゃくちゃです。
発音もかなり英語が入ってるし、日本語で喋ってても英単語がポンポン出てきます。
その上、少し話がややこしくなると、英語にすぐ切り替わってしまいます。
B くん、D ちゃんの読み書きの日本語レベルは、他の2人と違って仕事を一緒にしたことがないのであまり分かりませんが、会話はとても自然で上手です。
さて、この違い、特に、A 君と C 君の違いは、どうしてでしょう?
まず、C 君のお母さんが非常にバイリンガル教育(日本語教育)に熱心だったという点。
彼は、アメリカの日本語補習校をきちんと高校まで終えています。
日本語ができること、日本人(日系人)であることを、家族みんなで非常に誇りにしており、2週間程度の短期滞在ですが、日本への帰省も頻繁にしています。
日本のゲームやアニメなども、惜しみなく与えてもらって育ったようです。
一方、A 君は、他のバイリンガルの子と比べて日本語力の低さがコンプレックスであるものの、「そんなの結局アメリカで必要ないし!」という態度です。
この、日本語に対する姿勢の違い。日本語レベルへの影響は大きいですね。
それから、A 君は、英語で世間話をしているのを聞く限りでは、ダブルリミテッド(セミリンガル)を疑わずにはいられないのですが・・・それは失礼ですね。
話は変わりますが、B 君のご両親は良い決断をされたなぁと思いました。
日本でインターナショナルスクールに行っていたことで、アメリカの現地校に馴染みやすかったのでは、と思います。
いくらお父さんがアメリカ人でも、準備なしでいきなりアメリカの現地校に投げ込まれたら混乱したと思います。
その上、10歳前後まで日本で暮らしていたので、日本語の土台はしっかりしているでしょうから、日本語を忘れることはないはずです。
おそらく、そこからは彼の努力と興味次第で、英語と同等の日本語を保っていくことが可能な程度は身についていたはずです。
バイリンガルも様々ですね!
環境・親の努力&経済力・子供の努力&興味・タイミング、そのすべてが子供の日本語・英語力に関わってくるんですね。
あまり難しく考えずにのびのびとバイリンガル子育てをしたいものですが、そうも言っていられないようです。
0 件のコメント:
コメントを投稿