今日も、最近見たアメリカの TV ドラマシリーズの紹介をしたいと思います。
というのも、そのドラマの主演女優さんは、英語のネイティブでないにもかかわらず、アメリカ育ちのアメリカ人の役で出演していたのです!
そのドラマは、何気なしに Netflix をブラウジングしていて見つけた、「Quantico」(邦題:クワンティコ / FBIアカデミーの真実)。
主役の女優さんがボリウッド(インドの映画界)で有名なプリヤンカ・チョプラということもあり、見てみることに。
ちなみに、日本語表記ではプリヤンカー・チョープラのようですが、インド人が実際に発音しているのを聞いている私としては、その読みは違和感満載です。
彼女は、2000 年にインド代表としてミス・ワールドで優勝しています。
そのネームバリューと美貌&グラマラスなボディーを武器に、その後インドの映画界で超人気となり、アメリカにも進出。
さて、「クワンティコ」。
FBI エージェント養成学校の卒業生(&落第生)の話が、現在と過去(養成学校時代)を行ったり来たりしながら進んで行く、アクション、サスペンス満載の TV ドラマです。
話がいい加減で行き当たりばったりで何でもアリな感じなのは、「24」(邦題:24 -TWENTY FOUR-) を彷彿とさせます。
どこからかジャック・バウアーが踊り出てきそうです。
これはもう、製作者がボリウッド映画ファンなのがバレバレです!
しかし、何と言っても見所は、インド人女性として、初のアメリカ TV ドラマ主演を果たしたプリヤンカー・チョープラ。
セクシーなハスキーボイスで、アメリカ育ちのインド系アメリカ人のFBI エージェントとして、全て英語のセリフで、堂々と主役をはっています。
さて、インド育ちでヒンディー語が母国語の彼女の英語がネイティブ並みなのは、どうしてでしょう?
インドでは全て英語で授業を行う English Medium School に通う子供が多いので、英語ができるのはわかりますが、あのインドの強いアクセントがほとんどありません。
プリヤンカー・チョープラは、13 歳から 3 年間ほどアメリカの親戚宅に住んで現地の学校に通っていた、とウィキペディアには書いてありますが、インドも日本と同じで、アメリカに留学していたというのは「かっこいい」らしく、ネームバリューのためにそのような話になっているだけで、実際は旅行に行った程度かもしれず、真相はわからないようです。
なんでも、インドではアクセントを無くす訓練をする学校が多々あるらしく、コールセンターの人なんかはその訓練を受けている人が多いらしいです。
なので、バリバリのインドのアクセントのコールセンターの人もいれば、全くネイティブと変わらない発音のコールセンターの人もいるらしいです。
どうやら、プリヤンカー・チョープラもこういった発音を無くす訓練を受けたようですね。
ちなみに「クワンティコ」は子供向けのドラマでは全然ありませんが、頑張れば海外在住でもアメリカの TV ドラマでアメリカ育ちのアメリカ人の役ができるというのは、バイリンガルを育てる親としてはとても心強いと思います。
英語圏で活躍する非英語圏の女優さん。
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