「ギルモア・ガールズ」は、シングルマザーとして娘を育てるローレライと、娘のローリーが主役のアメリカの TV ドラマで、2000 年から 2007 年まで 7 シーズンにわたり放映されていました。
コネチカット州の架空の小さな街・スターズ・ホローが舞台で、その街に住むローレライとローリーの友人たち、恋人たち、そしてローレライの大金持ちの両親を中心に、家族愛、友情、恋愛、(ローリーの)教育、(ローレライの)仕事など、いろんなテーマを扱っています。
全体的にとてもテンポが良く、ローレライとローリーの会話が特に早口で、ポップカルチャーの話題をふんだんに扱っていることで有名です。
人気ドラマにもかかわらず、 シーズン 1 〜 6 まで担当したプロデューサーと TV 会社が仲違いをしてしまったようで、最後のシーズンになってプロデューサーが解雇され、あまりよくわからないうちに、多くのファンに惜しまれてパタパタと終わってしまいました。
「Gilmore Girls: A Year in the Life」は、その解雇されたプロデューサーと Netflix がタッグを組んで 9 年振りに蘇りました。
ギルモア・ガールズが戻ってくるというアナウンスがされた時も大きなニュースになっていたし、リリース前後にはニューヨークタイムズやワシントンポストでもレビューが出るほど、アメリカ中が待っていたようです。
私の大学院時代の教授(60 代カナダ人女性)も Facebook で大はしゃぎをしていました(笑)
注意: ここからネタバレです。
2000 年に「ギルモア・ガールズ」のシーズン 1 が始まった時、ローレライは 32 歳、ローリーは 16 歳という設定でした。
「Gilmore Girls: A Year in the Life」は、ローリーが 32 歳という設定で、シリーズが始まった時のローレライと同年齢です。
シーズン 7 の最後にイェール大学を卒業し、同時に御曹司の恋人ローガンからのプロポーズを断ってシングル ガールズとしてジャーナリストとしてのキャリアを築くローリーですが、32 歳になって、恋でも仕事でもつまずいてしまいます。
ローレライは、くっついたり離れたりしていた、行きつけのカフェのオーナー・ルークと既に同棲しているという設定です。
お馴染みのキャラクターが勢ぞろいで、計 4 エピソードだけですが、ギュッと凝縮されています。
(1 エピソードが 1 つの季節をカバーしています。冬・春・夏・秋の順に 4 エピソードです。)
唯一戻ってこれなかったのは、ローレライの父親(ローリーの祖父)・リチャード。
リチャードの役を演じていた俳優さんは、2014 年に亡くなっています。残念ですね。
ローレライの友人でビジネス・パートナーのスーキーを演じるコメディアンのメリッサ・マッカーシーは、ここ数年でかなりの有名人になってしまったので、最後のエピソードまで出てきませんでしたが、多忙な中、戻ってきてくれただけでもすごいな〜と。
ローリーの元彼は全員登場!特に、ローガンとは、お互いに恋人がいるにもかかわらず、まだ関係を持っているという設定。
ジェスを演じたマイロ・ヴィンティミリアは、ギルモア・ガールズ後に「ヒーローズ」のピーター・ペトレリ役でブレイクしましたが、顔出し程度ではなく、ちゃんと戻って来ていました。(今後、続編があるとしたら・・・期待!)
ローリーの初恋・ディーンとは、ディーンが働いていたスーパーでばったり会うという!
ディーンは再婚して子供が 3 人いて、奥さんが 4 人目を妊娠中。
ディーンはそれほど劣化していなくて、視聴者の夢を壊さず、ホッ!
最後のシーンで、ルークと結婚したばかりのローレライに、ローリーが爆弾発言をします。(ネットでは、「last four words」として話題になっています)
ローリー: “Mom?”
ローレライ:“Yeah?”
ローリー: “I’m pregnant.”
そう、ローリーは、妊娠してしまったのです!
それも、推測するに、ローガンの子供。
16 歳でお金持ちの御曹司の子供を妊娠してしまい、シングルマザーになったローレライとかぶりますね。
ネット上では、最後の方でジェスがローリーを見る眼差しからすると、ローレライにとってのルークの役割を、ジェスが今後ローリーのためにしていくのでは、という噂です。
「ギルモア・ガールズ」は、小さい子向けのドラマではないですが、お年頃の娘さんのいるお母さんなら、母娘で一緒に見ると楽しいと思います!
日本のネットフリックスでも、日本語吹き替え or 日本語字幕で観れるようです。
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